大切な家づくり 厚木市


by fpfujiken

『茶室の完成』

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間取りは(上座床・台目切りの本勝手)として造りました。床の間の真ん中には掛け軸用の(中釘)を設置
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床柱には花掛け釘・下地窓には障子を掛ける掛釘・奥の柱の上部には柳釘が設置されます。
釘の種類はたくさん種類が有りすべて職人手作りです。
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(手前座より)


# by fpfujiken | 2018-02-22 10:08

『茶室作り』

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茶室には晒し竹・床柱のは皮付きの赤松を使い手前座の飾り柱には椿に竹を刺しまして一つ完璧に納めました。
椿の柱は6センチの丸い柱で深川の木場の銘木屋さんまで行き何本もある中で決めて来ました。
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職人として久しぶりに道具を握り茶室を造る楽しさを味わっています。最近の住宅では和室なども少なく成り大工本来の技術を生かす仕事は減る中、今回は有名な方に依頼をされ私自身が現場で腕を振るっています。お茶の世界では一般に裏千家・表千家が有ります、施工の面では水屋などの作りも違いが有ります。今回は裏千家の先生とも工事でつながりを持て茶道の深さにも改めて勉強に成りました。職人はそんな気持ちを持ちつつ高額の柱にノミをやさしく入れて作って行きます。
来年には一般にも公開する予定だそうですので私の腕前も見てください。

# by fpfujiken | 2017-12-28 17:37

今年の作

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今年は夏から蔵の移設工事を依頼せれ何年かぶりに大工職をしました。
小屋組は明治に建てられた梁などを再利用ですので躯体を一度外すと梁などは変形しますので
納めについては職人技が欠かせません。下の写真は完成
内部についてはまたまた大変な仕事になります。


# by fpfujiken | 2017-12-16 12:01
『歴史ある屋敷に橘の木』_f0065207_9274138.jpg
12月着工予定の現場にて建物の配置の地縄も終わり、その脇には(橘の木)がミカンの様な実がいっぱい生っております。お施主様の話によりますと明治~大正に植えられたのでは?と言うことです。この地域では見る事はなく近所の学校の授業でも生徒たちが大勢で訪れるそうです。私も長年建築に携わり数えきれないほどの家々とお付き合いが有りますけど初めて遭遇いたしました。当初は家を建てるに少し触れるので木を切ってしまおうかと聞きましたがもったいないから残したほうが良いと言い伐採することを取りやめましたら、姉妹の方からは思い出が有るので喜んで頂きました。橘の事を調べましたら、  日本国有のカンキツである事・と成っており、和歌山県・三重県など九州の海岸に近い山や韓国の済州島などに自生しているそうです。萩市に自生しているものなどは絶滅危惧IA類に指定され国の天然記念物と成っているそうです。また、(京都御所紫宸殿)では右近の橘・左近の桜として橘が植えられているそうで家紋などにも使われています。残しておいて良かったです。
皆さんが身近で見るのはお雛様の前に飾る桜と橘がそうです。
所在地・神奈川県愛甲郡愛川町
# by fpfujiken | 2015-11-24 10:44

お稲荷様

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11月16日午前に日柄も良く6月に依頼されました稲荷様の上屋を納めに行きました。施主のお母さんとお話をしまして、生前に旦那様のお願い事で稲荷様の事を言われたそうです。その願いを達成出来たので喜んで頂きました。当初は費用も掛かるので簡単な物でと言う事でいましたが、当社で作ったお稲荷様が末永く残る事、そして職人としての技術面も考えますと粗末な物にはできませんので自然と材料もヒノキでも最高なものに成ってしまいました。とわ言っても?お客様に請求はできませんし、お話を聞き喜んで頂いたことで気持ち良く納めました。作る際は気持ちを込めて大事に作った事も伝えました。
帰りにはお客様よりお土産を頂きました。
# by fpfujiken | 2015-11-19 11:14